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犯罪・刑事事件


犯罪・刑事事件に関する記事一覧(14ページ目)

逃走中の暴行と強盗致死傷

~最高裁昭和24年5月28日判決~  強盗犯が人を殺してしまった場合、その殺人行為が強盗行為と時を同じくして行われたものか、それとも別の機会に行われたものかというのは重要な問題です。  強盗行為と同じ... 続きを読む


執行猶予判決後、逮捕前に犯した事件が発覚!

 刑事裁判で判決が出た後に逮捕前の事件が出てきたら、執行猶予になっている場合は執行猶予が取り消しになるのですか?  実刑で刑務所にいる場合、また裁判をして刑期をプラスされるのですか? (20代:女性)... 続きを読む


不作為による放火

~最高裁昭和33年9月9日第3小法定判決~  とんでもないことをしでかした場面では、「知らんふりしてしまいたい...」という気持ちが芽生えることもあります。  しかし、それがさらに重大な結果を引き起こ... 続きを読む


違法駐車していたら、車体にガムテープを貼られた!

 先日、車を利用して知人宅に泊まりに行った日の翌朝、駐車していた車にガムテープで張り紙がされていたのを発見しました。私は知人宅によく泊まりに行くのですが、近くに駐車場がないので知人宅の前の路地に路上駐... 続きを読む


他人の物の一時使用 ~使用窃盗

 ちょっと借りるだけだから...と、他人の自転車を無断で拝借。  このように、使用したあと返すつもりで他人の占有している物を侵害する行為を「一時使用」といいますが、これには罰されるものと罰されないもの... 続きを読む


強盗罪の暴行脅迫

~最高裁昭和23年11月18日第一小法廷判決~  「強盗」と一口に言っても、状況によってその恐ろしさはさまざまです。  屈強な成人男性が小柄な少年に脅される場合と、お婆さんが成人男性に脅されるのとでは... 続きを読む


上告理由

 最高裁の判例では、事件の掲げる上告の理由を「上告理由にあたらない」とし、棄却してしまうケースが沢山あります。  「三審制が採られているにもかかわらず、上告を認めないとはどういうこと?」と思われるかも... 続きを読む


誘拐罪の保護法益

~福岡高裁昭和31年4月14日判決~  犯人にうまく丸め込まれた場合など、誘拐された本人に「誘拐された」という自覚がないこともあります。  この本人が未成年である場合、その未熟さから判断を誤り、このよ... 続きを読む


ぼったくりバーの被害にあった!

 出張で大阪に行き、ほろ酔い気分で客引きに乗ってしまいました。¥4000とのことで、スナックに入りました。1.5時間ほど店から出される焼酎を飲んで会計をしました。そのときに気づけばよかったのですが、当... 続きを読む


共犯からの離脱

~最高裁平成6年12月6日第3小法廷判決~  複数人が共同して実力行使し、たちの悪い酔っ払いの絡みを跳ね除けるのはよくある話です。  刑法は36条1項で、差し迫った不正の侵害に対する防衛行為は罰しない... 続きを読む


犬の臭気選別

 警察犬の訓練で、指導手が犬にあるものの臭いを嗅がせ、それと同じ臭いの布をいくつかの布の中から取って来させているのを見たことがありませんか?  これは臭気選別と言って、犯行現場の遺留品と犯人の結びつき... 続きを読む


共犯と身分

~最高裁昭和42年3月7日第三小法廷判決~  先日、海外で麻薬の密輸入の嫌疑をかけられていた日本人男性が16年ぶりに帰国したとの報道がありました。  麻薬密輸入の罪は、国によっては死刑に処せられるほど... 続きを読む


刑事で正当防衛が成立すれば、民事の賠償責任もない?

 刑事裁判で正当防衛が認められて罰せられなかった場合、民事の民法709条の不法行為に基づく損害賠償責任は、どうなるのですか?正当防衛が認められたということは、不法行為ではないということだから、民事の責... 続きを読む


受刑者も外泊ができる?

 Aさんは、ある罪を犯して有罪判決を受け、刑務所に拘置されている受刑者です。Aさんに、どうしても外泊をしたい事情があるとき、日本の法律上、外泊を許可することができる場合がある。○か×か? ○ × ... 続きを読む


実行行為と責任能力

~長崎地裁平成4年1月14日判決~  年末年始はお酒を飲む機会が多かった方もおられるのではないでしょうか?ただ、お酒も楽しいお酒ばかりとは限りません。酔って暴れて罪を犯してしまう危険性もあります。  ... 続きを読む


わいせつ画像を投稿したら事情聴取された!

 先日、朝方に刑事さんが、わいせつ画像についてききたいとのことで、家に来ました。覚えが無かったのですが、話しを聞いているうちに、思い出し、軽はずみな気持ちでモザイク無しの画像を投稿してしまいました、そ... 続きを読む


自殺関与罪と殺人罪

~福岡高裁宮崎支部平成元年3月24日判決~  自分が良かれと思ってしたことが実は犯罪で、警察に追われていると聞かされたら。  あなたならどんな反応をするでしょうか。  被告人Xは、一人暮らしの女性A(... 続きを読む


因果関係の錯誤

~大審院大正12年4月30日判決~  犯人を罪に問う場合、犯人がなした行為と生じた結果の間に原因・結果の繋がりがなければいけません。  さらにその行為には「わざとそれをした」という故意が求められます(... 続きを読む


郵便ポストにアイスを投げ込むと何罪?

 ある日、Aさんは、ふと魔がさしてしまい、郵便ポストにアイスを投げ込んでしまいました。暑い日でしたので、アイスは溶け、郵便物がアイスまみれになってしまいました。このAさんの行為は、どのような法律に違反... 続きを読む


確定判決を挟んだ複数事件の処理

 一人の被告人が複数の罪を犯しており、それぞれの罪の裁判が確定していない時には、通常、事件を併合して主文をひとつにし、一度に処理するのが普通です。  これは「併合罪」といい、量刑の上限は重い方の1.5... 続きを読む


警察から呼び出しが来た!

 郵便で警察より、『確認したいことがありますので電話を下さい』という封書が届きました。電話をした所、『確認したい事がありますので都合の良い日に警察に来て下さい』と言われたので、今度の仕事休みに行く事に... 続きを読む


不作為による殺人

~東京地裁八王子支部昭和57年12月22日判決~  虐待の末、家族や同居人を死なせてしまう事件は後を絶ちません。  なかには、虐待してしまった後に適切な救護措置さえ講じないケースも多く見受けられます。... 続きを読む


警察官の発砲と特別公務員暴行陵虐罪

~最高裁第一小法廷平成11年2月17日決定~  警察官は職務にあたって警棒や拳銃といった武器を携帯していますが、被疑者に怪我をさせた場合など、武器の使用に関して責任を問われることがあります。  警察官... 続きを読む


法律の不知

~最高裁昭和32年10月18日第二小法廷判決~  日本の法律は量が膨大なうえ、社会情勢に応じて増えたり、改められたり、廃止されたり...と年々変化します。  中には違反すると処罰される法律も数々存在し... 続きを読む


殺人事件に時効はない?!

 Aさんは、2010年10月10日に起こった殺人事件の真犯人。まだ警察に捕まっておらず、逃亡中です。このとき、Aさんは、殺人行為をした時から何年がたてば、公訴の時効が完成して罪に問われなくなるのでしょ... 続きを読む


ピッチャーはデッドボールの責任を負う?

 プロ野球の投手であるAさん。試合に登板中、投球術の一つとして、わざと打者の近くにボールを投げて打者をのけぞらせた後、次の打球でアウトコースに球を投げて打者を打ち取ろうとしたら、手元が狂ってデッドボー... 続きを読む


誤想過剰防衛(勘違い騎士道事件)

~最高裁昭和62年3月26日決定~  人は、殴られそうになるなど危険な目にさらされれば、とっさに身を守ろうとしますよね。  この危険が差し迫った不正なものであって、相手を突き飛ばすにせよ、殴るにせよ、... 続きを読む


泥酔客を殴ってケガをさせてしまった

 風俗店で働いています。先日、泥酔のお客が女性を叩いたので、その客を外に出したら殴りかかってきて、その客を逆に殴り怪我をさせてしまいました。検事には、和解ですむならその方がいいと言うことだったのですが... 続きを読む


承継的共犯

~大阪高裁昭和62年7月10日判決~  ある人間に集団で暴行を加えているときに、また新たな仲間が加わって暴行を重ねることはよくありますね。  今回の事案もこのようなケースです。まずは、詳細を見てみまし... 続きを読む


20歳になる直前で捕まった!

 あと3か月で20歳になるというときに酒気帯びで0.21が出て、捕まってしまいました。赤信号無視も加わり、前科無しの合計14点引かれ90日の免停を受けました。まだ私は20歳になっていないため、家庭裁判... 続きを読む


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