法律用語
法律用語に関する記事一覧(9ページ目)
職務質問
職務質問とは、警察官が、主に犯罪の予防、公安の維持などのために、挙動不審な者等に対して行う停止・質問行為のことをいいます(警察官職務執行法2条1項) 当人の挙動と周囲の状況から判断して、①何らかの... 続きを読む
忌避
裁判員制度によって、新聞記事等でも触れる機会が増えた忌避の概念。 実はこの忌避、裁判官を対象とした場合と、裁判員を対象とした場合で少し異なります。 まず、特定の裁判官を排除するための忌避に... 続きを読む
夫婦別姓
法律上の手続きを経て、ともに生きる約束をする婚姻。 現在の民法では、婚姻の際に夫の姓と妻の姓のいずれかを選択する夫婦同姓が定められており(民法第750条)、新たに第三の姓を称することはで... 続きを読む
別件逮捕
「警察は、別の窃盗事件で逮捕したA容疑者が、この強盗殺人事件についても知っているとみて事情を聴いています」 こんな話、ニュースなどで聞いたことがありますよね。 ある事件の取調べを行いた... 続きを読む
おとり捜査
捜査官と犯人の駆け引き、おとり捜査。 こちらまで緊張感が伝わってくるシーンです。 おとり捜査とは、捜査機関が捜査官または民間人の捜査協力者をおとりとして使うことで犯罪を誘引し、犯罪の実行を... 続きを読む
贈与
1年も終わりに近づき、お歳暮にクリスマスプレゼントにと、街は贈り物のアイデアでいっぱい。Aさんは恋人のBさんに、クリスマスプレゼントとしてかねてから欲しいといわれていた腕時計をプレゼントしました。し... 続きを読む
児童ポルノ
平成21年上半期は前年同時期に比べ、送致件数27%、送致人数54%、被害児童51%と 大幅な増加をみせた児童ポルノ。対応の急がれるこの問題、一体どのようなものなのでしょうか。 児童ポル... 続きを読む
黙秘権
身体の拘束や、取調べなど、一定の不利益を被る被疑者・被告人。 こうした国家による強力な人権制約から彼らを守るために、弁護人依頼権や接見交通権など、さまざまな権利が認められています。中でも... 続きを読む
供述と自白の違い
よく耳にする「容疑者は犯行を供述した」という報道。 「供述」と「自白」の違いを知っていますか。 事件の犯人として逮捕した被疑者を毎日取り調べる場において、捜査官は被疑者に、不利なことの... 続きを読む
政治資金規正法
政治活動に不可欠な政治資金。 選挙資金や政党PR、政策立案のための各種情報収集等、その使い道は実に多岐にわたり、多額の資金を要することが窺えます。 政治とカネの問題が連日ニュースを賑... 続きを読む
信頼の原則
交差点の信号が青に変わりました。あなたはどうして車を発進させることができるのでしょう。脇道からの車の進入は赤信号によって塞がれ、歩道の人々も車道に飛び出してこないと信じているからではありませんか? ... 続きを読む
「及び」と「並びに」の違い
犬・猫・人間が、どれも生物であることを、法律上正しい文章であらわしているものは、以下のどれでしょうか? 犬 及び 猫 並びに 人間 は、すべて生物である。 犬 並びに 猫 及び 人間 は、すべて生物... 続きを読む
「又は」と「若しくは」の違い
醤油ラーメン・味噌ラーメン・うどんの3つが、どれも蕎麦ではないことを法律上正しい文章であらわしているものはどちらでしょうか? 醤油ラーメン 若しくは 味噌ラーメン 又は うどん は、蕎麦ではない。 ... 続きを読む
蒸発した元夫との売買契約が詐害行為!?
建築会社を経営する夫と一昨年末に離婚、昨年末に元夫の会社名義の土地と家を購入しました。以前から、私と子供と私の両親が住む家をさがしており、元夫が私に売却するという話になっていました。代金は、契約当日... 続きを読む
経済的利益とは?
金銭債権は、債権総額(利息及び遅延損害金を含む。) 将来の債権は、債権総額から中間利息を控除した額 継続的給付債権は、債権総額の10分の7の額。ただし、期間不定のものは、7年分の額 賃料増減額請求事... 続きを読む
「請求可能」の意味とは?
法律相談の回答で、よく「あなたは請求することができます」とか「請求することが可能です」という言い回しを耳にしますが、意味が曖昧で、よく分かりません。 相手側に「支払う義務がある」という意味なのですか... 続きを読む
改正民事再生法
平成12年11月21日 成立この法律のできた背景は? 長引く不況やリストラを背景に、住宅ローンを抱えたサラリーマンがサラ金から借金をして、自己破産に追い込まれるケースが目立っています。 自己破産は、債... 続きを読む
戸籍と親子の関係は?
「戸籍と親子の関係は?」とタイトルを付けましたが、結論から言えば、戸籍と親子関係の間にはほとんど関係がありません。 過去の相談にもありますが、分籍・離婚などによって戸籍を別にしたとしても、実の親子... 続きを読む
幼稚園と保育園
幼稚園と保育園。どちらも「小学校に入る前の子供が入園する施設」という点では共通します。しかし、その違いを聞かれると、「保育園のほうが長時間子供を預かってくれる気がする」「保育園のほうが小さい子供を預... 続きを読む
先取特権
何と読むかおわかりですか?法律の勉強を始めた頃に「センシュトッケン」と読み、先輩に注意されたことを今でも憶えています。正しくは、「サキドリトッケン」と読みます。 どういう権利かと言いますと、ある債... 続きを読む
弁済供託
あなたがお金を支払う義務を負っていたとします。そのお金を相手が受け取ってくれなかったら、どうしますか? 「お金を支払ってもらう側が受け取らないなんてことがあるの?」と思われる方もいるかもしれません... 続きを読む
国外犯の処罰
もし日本人が外国で殺人を犯した場合、どの国の法律が適用されるのでしょうか? この問題に関する規定が刑法に置かれています。 刑法3条は「この法律は、日本国外において次に掲げる罪を犯した日本国民に適... 続きを読む
親権者と監護者
残念ながら離婚となってしまった場合に、夫婦間で話し合いがまとまりにくい事項に、子供の養育に関する事項があります。 夫婦が離婚する場合、いずれか一方を親権者と定めなければなりません(民法819条)。親... 続きを読む
動物の愛護及び管理に関する法律
近年、動物を標的とした殺傷事件が後を絶ちません。自分よりも弱い動物たちを傷つける行為に怒りを感じる人も多いことでしょう。 こうした事件の頻発と、ペットに対する意識の変化に伴ない、1999年に従来「動... 続きを読む
公務員の懲戒処分(免職・停職・減給・戒告・訓告・厳重注意)
相次ぐ官僚の不祥事で耳にすることの多い戒告や訓告。何が違うのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。今回は、読者の方から寄せられたこの疑問に答えてみたいと思います。 国家公務員の懲戒処分につい... 続きを読む
損害賠償の話(3)-損害賠償と刑事上の責任
今回は、損害賠償の話の続きとして、損害賠償と刑事上の責任について取り上げたいと思います。 前回までの話で、損害賠償の請求には、相手方に債務不履行か不法行為が認められなければならない、ということはわか... 続きを読む
損害賠償の話(2)-不法行為責任
損害賠償を請求するためには、原則として、相手方に 1. 債務不履行責任か、 2. 不法行為責任が認められる必要があります。今回は2つ目の不法行為責任を取り上げます。 不法行為責任とは、故意または過失... 続きを読む
損害賠償の話(1)-債務不履行責任
編集部に毎日寄せられる法律相談の中でも、最も多い部類に入るのは、「○○の場合、損害賠償を請求できるのでしょうか」というような相談です。こうした相談をいただいたときに、私たちスタッフがまず考えるのは、... 続きを読む
地番と住居表示
不動産の売買などで不動産登記簿をみたときに、その記載がふだん見慣れた住所と違っていて驚かれた方もいるのではないでしょうか。 この疑問のカギを握るのが、地番と住居表示。今回はこの2つについて取り... 続きを読む