無罪推定―3通の起訴状
無罪推定―3通の起訴状に関する記事一覧
無罪推定―3通の起訴状 第五回
一、判決 判 決 被告人 石井直也 主 文 被告人は、本件各公訴事実について、いずれも無罪。 ・・・以上の検討によれば、山本弘子に係る殺人被告事件については、被告人が同事件の犯人であると認めるには合... 続きを読む
無罪推定―3通の起訴状 第四回
合理的疑いを超えて 1.山本弘子殺害に関する検察官の主張(要旨) 検察官は、弘子の実妹の証言から、被告人が弘子の唯一の交際相手であること、失踪当日夜に同女を電話で呼び出したのは被告人であること、失踪... 続きを読む
無罪推定―3通の起訴状 第三回
1 被告人・石井直也 石井直也は事件当時26歳だった。 昭和59年7月、覚せい剤取締法違反(使用)の罪により、懲役1年6月、執行猶予3年、付保護観察の有罪判決を受けた。その後、両親のい... 続きを読む
無罪推定―3通の起訴状 第二回
1 3通の起訴状 世間は「犯人逮捕」の報に安堵した。 石井は過去に2度、やはり覚せい剤取締法違反で有罪となっていた前科を持っていたため、14年余りの年月を経て突然容疑者が逮捕されたことに疑問を持... 続きを読む
無罪推定―3通の起訴状 第一回
第1回 早朝の事件 平成元年1月27日午前7時ころ、K市H区・・町に住む老夫婦が、A女子大学付近の坂(通称「女坂」おんなざか)上に広がる雑木林を散策していた。 この雑木林では、秋はキノ... 続きを読む
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