士業の活躍と仕事
日本では、いろいろな士業と呼ばれる専門家がいます。例えば、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士、行政書士等々。アメリカでは、社会保険労務士や行政書士という概念はなく、司法書士や弁理士、税理士の仕事も含めてロースクールを出た Lawyer と呼ばれる者が処理するそうです。その意味で、日本ほど細かく士業が分かれている国はないかも知れません。
皆さんは、それぞれの士業がどんな仕事をしているのか興味がありませんか? このコーナーではいろいろな士業の方にご登場いただき、その仕事の内容と働きがいなどについて、実話を交えながら紹介していただきます。ご期待ください。
士業の活躍と仕事 の記事一覧(3ページ目)
ある司法書士の一日(1)
清々しい月曜日の朝を迎え、今日も1時間かけて午前9時過ぎに事務所に出る。お茶を飲みながら、日本経済新聞に目を通す。近鉄がダイエーに負けた記事が目に入り、不機嫌になる。小学生のころから近鉄ファンであ... 続きを読む
「何でだろう」
今年2月1日から、特例により、最低資本金(株式会社の場合1,000万円以上、有限会社の場合300万円以上)に満たない株式会社・有限会社の設立ができるようになりました。 この特例は、資金力に乏しいが... 続きを読む
株式会社の役員の任期管理について
株式会社の取締役や監査役には、商法で任期が定められています。取締役は2年であり、監査役は就任後4年以内の最終の決算期に関する定時株主総会終結時までです。なお取締役の任期は、通常定款で「就任後2年以内... 続きを読む
偽造された辞任届
筆者の事務所は、不動産登記手続より株式会社等の会社にかかる登記手続を引きうけることが多いのですが、日常業務では、ひやっとすることもあります。 普段、案件を紹介していただいている某税理士事務所からの... 続きを読む
司法書士のなきどころ
大手銀行(みずほ銀行、三井住友銀行、東京三菱銀行、UFJ銀行)の住宅ローンの残高は、2002年末現在で、29兆6600億円であり、前年比で2兆3000億円も増加しているそうです。(平成15年2月11... 続きを読む
住宅ローンの利用は慎重に
長引く不況により我が日本は、企業の倒産や人員整理が増えています。住宅ローン等の債務を抱えた人々は、毎月やってくる支払期日に間に合うようにその資金を確保しようと努力します。何とか今月は支払いができたと... 続きを読む
まずは自分で挑戦してみる
現在狭隘なニッポンには、大阪・東京など大都市のみならず、山間にも宅地開発が進み、住宅がひしめいています。法務局ではこれら住宅(土地・建物)の登記事項証明書(または登記簿謄本)を発行しています。その書... 続きを読む
登記の話
司法書士は、日常業務(不動産・会社等法人組合の登記申請)のため法務局(登記所)へ出向くことが多いのですが、この法務局は、日本全国に散在する法務省の出先機関であり、不動産では、土地・建物の登記簿・図面... 続きを読む
消費者金融の恐ろしさ
私は、電車で、新大阪駅近くの事務所まで通勤しています。通勤途上日常業務の影響で無意識の内に、消費者金融の広告が目に止まってしまいます。私鉄にしてもJRにしてもこれらの広告が常時掲載されているようです... 続きを読む
司法書士の報酬
最近、司法書士報酬等の費用につき見積書まで要求されることが多くなりました。転居する際に、複数の引越し業者に見積書を求めまた業者にかかる情報を入手し、サービス内容とそれに対する費用が妥当か、顧客が比較... 続きを読む
イメージの怖さ
最近非常にショックな出来事がありました。大手消費者金融のテレビCMの中で流れる歌のフレーズを我が子が口ずさんでいたのです。 うちの子に限って、と信じていたのでこれを聞いたときは愕然としました。無邪... 続きを読む
先送り
新聞紙上でよく目にする言葉に「先送り」があります。その時点で解決策を検討し、実行することが最も効果的であるにもかかわらず、この「先送り」がこの国では昔から行われてきました。「先送り」の結果、対岸の火... 続きを読む
遺言のすすめ
筆者が所属する司法書士会主催の登記無料相談会等に相談員として参加することがありますが、相談の中で「現在住む家は亡くなった夫名義のままになっているが、このまま放置しておいても問題はないか。」ということ... 続きを読む
司法書士の仕事
土地や住宅を購入した時、いわゆる権利証書を手にされたはずです。そしてその表紙には、おおかた司法書士事務所名が印刷されていることでしょう。司法書士は、通常売主・買主から委任を受け、売買により所有権が売... 続きを読む
改正労働基準法のポイント「解雇に関する改正 その3」
前回は解雇の有効要件についてご説明いたしました。今回は解雇の中でも使用者側に起因する事由による解雇である整理解雇の有効要件についてご説明します。 整理解雇とは、一般的には経営不振や事業の構造改革(... 続きを読む
改正労働基準法のポイント「解雇に関する改正 その2」
前回は「解雇権濫用の法理」についてご説明いたしました。これは、使用者側に解雇の自由が与えられているとしても、「客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない」解雇は解雇権を濫用したも... 続きを読む
改正労働基準法のポイント「解雇に関する改正 その1」
平成16年1月1日より改正労働基準法が施行されました。今回の改正の一つとして解雇に関する改正があります。その中でも最大のポイントとして「解雇権濫用の法理の明文化」があります。今回はこの点について解説... 続きを読む
中小企業の債権回収 (3) 「債権回収 ?緊急時の行動」
緊急時の債権回収行動は、迅速で確実な回収行動を要求されますが、その反面トラブル回避の必要から慎重さも要求されます。法律にギリギリの線での回収もせざるを得ないという場面も多々あります。回収行動に関して... 続きを読む
中小企業の債権回収 (2) 「債権回収に備えて」
債権回収に備えてとる行動には、ここまでで十分ということはありません。事案に応じて数限りなくあります。しかし、それらを全部実行する必要もないわけです。限られた時間と人手の投入でその会社にとって効果の... 続きを読む
中小企業の債権回収 (1)
はじめに 債権回収について、頭を痛めておられる経営者の方や事務担当の方は多いと思います。大企業と違って中小企業には、回収専門のスタッフを常置できる会社はなかなかありません。そこでこの稿では、中小企業... 続きを読む
離婚にまつわるあれこれ (3)
3.主張は首尾一貫、誠実に。(しかし時には妥協も必要) 実際の調停がはじまると、まず男女各1名ずつの調停員があなたの担当となります。大抵の場合、あなたと相手方は顔を合わせることなく、入れ替わりで部屋... 続きを読む
離婚にまつわるあれこれ (2)
離婚協議で話し合いが決着をみない場合、家庭裁判所での離婚調停を申し立てることができます。 離婚調停の詳しい制度内容や調停調書の効力については、「法、納得!どっとこむ」ホームページを参照いただくとし... 続きを読む
離婚にまつわるあれこれ (1)
先日、朝日新聞大阪版を読んでおりますと、『大阪 離婚1位』という記事が目にとまりました。それは「おおさか何番?」というコーナーで、いろんなジャンルで大阪が全国で何位か?ということを取り上げたコーナー... 続きを読む
権利義務・事実証明に関する書類の作成 (3)
「権利義務・事実証明に関する書類」は、例えば交通事故の示談書、遺言書や遺産分割協議書といった個人生活上のものに限らず、会社または個人として事業を行われる方にとっても非常に重要なものです。事業者の方に... 続きを読む
権利義務・事実証明に関する書類の作成 (2)
行政書士が作成する「権利義務・事実証明に関する書類」は多岐にわたりますが、契約書や合意書・示談書、(公正証書)遺言や相続の際の遺産分割協議書、内容証明等がその代表格でしょう。これらの書類の有無、また... 続きを読む
権利義務・事実証明に関する書類の作成 (1)
行政書士の代表的業務である官公署に提出する許認可申請書等の作成とその手続については、NPO法人トリプル・エー理事長でもある行政書士の本多雄一先生が、既に述べられています。そこで、もう1つの業務である... 続きを読む
最近腹の立ったこと三題 その3
多重債務に苦しむ60代の夫婦が破産の相談に来た。 話が一通り終わったら、実は最近11万円騙し取られた、と言う話になった。 話を聞いてみると、 1週間くらい前、某業者からハガキが来て、どんな状況... 続きを読む
最近腹の立ったこと三題 その2
雇用を促進するために、新規設立企業や新規進出企業に助成金を出す制度がある。 某社が某市に支店進出して地元の人を何人か採用したので、その助成金を申請した。 ところが、膨大な申請書類中、その支店で使... 続きを読む
最近腹の立ったこと三題 その1
この頃、「真・善・美」という言葉を聞かなくなりましたね。 日本の産業は「真・善・美」を備える努力をしてきたから発展してきたのだ。自動車に例えるならば、「真」とは走る性能そのものであり、「善」とは使... 続きを読む
現場第一主義 (3)
こんにちは、NPCの東川です。 今回は私のお客様の話ではありません。訪問先で聞く話や、また近ごろのニュースを見て取り上げたいと思ったのが、基本中の基本、「どこから借りるか、借りられるか」というテー... 続きを読む