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社会保険労務士?助成金を活用し人を生かす提案業務?

 受験産業では人気のある社会保険労務士ですが、受験生にも仕事は何をするのだということを案外知られていません。また、一般の人には全くと言ってもいいくらい認知されていない資格です。この社会保険労務士を略して言うと社労士か労務士です。

 社労士は、企業を支える「人」の労務管理や労働・社会保険各法の専門家です。その業務内容は、大きく分けて会社のアウトソーシングとしての労働保険や社会保険の役所への手続代行及び給与制度作成など、従業員の人事労務管理です。

 手続代行で、平成8年くらいから社労士が注目されています。その手続は、厚生労働省の助成金や給付金の申請代行です。助成金は国がくれる貰いきりのお金です。それを活用しない手は無いということで、多くの従業員や会社に活用されています。なお、厚生労働省の助成金の多くは雇用保険料によって賄われていますので、雇用保険に加入している従業員や会社に支給されます。

 従業員等は、次のような場合に助成金・給付金が支給されます。

  1. テレビや電車の広告などで見られる英会話、パソコン教室、税理士及び社労士講座などの厚生労働省に指定された講座を受講した。
  2. 高年齢になり、給与が減額となった。
  3. 育児や介護を行うために会社を休み、給与が支払われない。

 事業主は、次のような場合に助成金が支給されます。

  1. 従業員を新たに雇入れた。(ただし、新規に事業を始めた場合、リストラ者・フリーター・高齢者や障害者を雇った場合など)
  2. 従業員に業務に必要な教育訓練を受講させた。
  3. 定年等を引上げ雇用の継続を図った。

 なお、助成金や給付金の受給が可能と考えられる場合には助成金の情報を確認の上、教育を受講する前や従業員を雇入れる前までに役所に対して申請することもありますのでご注意ください。

 社労士は、これらの助成金や給付金を活用する事で、他社より一歩進んだ雇用環境を作り出し、「従業員や会社」が活き活き働く事ができるように提案をしています

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