Q. 私は最近痴呆状態が出ていると言われ、訪問販売で高価な物を購入して困ったことがあるので、一人で契約等をすることに不安があります。どうすればよいでしょうか。
A. 家庭裁判所は、精神上の障害によって、判断能力が不十分な者については補助開始の審判をすることができます。
補助開始の審判とは、精神上の障害(痴呆、知的障害、精神障害など)によって判断能力が不十分な者(本人)を保護するための手続です。家庭裁判所は、本人のために補助人を選任し、補助人には当事者が申し立てた特定の法律行為について、代理権又は同意権(取消権)を与えることができます。