行政書士の仕事は多岐にわたります。憲法では、国家権力のうち行政権については、立法と司法を除いた残余の作用であると定義する行政控除説が通説ですが、行政書士の仕事も他の士業の独占であると規定されている以外のすべてと考えてもらうとよいかと思います。
中でも比較的多い業務として、許認可を得るための申請をするという仕事があります。建設業や宅建業では許可が必要だということをご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
あまり知られていないのですが、外国人の在留許可(VISA)や風俗営業の許可をとるのも行政書士の仕事で。
風俗営業の許可をとるのが仕事ですと言うと、よく意味ありげな笑いを浮かべる方がいらっしゃるのですが、そのほとんどは、パチンコ屋、麻雀屋、ゲームセンター、クラブ、キャバクラ等です。厳密に言うと、スナックでもボックス席があって、そこに店の女性が同席して接待をしてくれたり、一緒にカラオケでデュエットをしてくれる場合は風俗営業の許可をとる必要があります。もちろん、スナックに行ってこんな話はしません。嫌われるだけですから。
外国人の在留許可をとる場合、日本の役所(入国管理局)に申請書類を提出しますので日本語で書類を作成しますが、その外国人の方の資格を証明する書類が外国語で書かれている場合は、日本語の訳文をつける必要があります。語学の勉強をしようと、テキストを買ってはみるものの、語学力のある友人に頼っているばかりです